言葉より先に本心を物語る口元(口唇の心理)

顔には19種程度の表情筋と呼ばれる筋肉があり、それが伸縮することで人の複雑な心理を表情として表している。筋肉である以上、鍛えれば発達し、使わなければ衰えるわけで、その差がもっともはっきりわかるのが口元だ。

口元の表情を見ればその人の性格がある程度判断できる。いくつか紹介しよう。

■口の両端に当たる口角は笑顔のときにきゅっと上がる。普段よく笑う人や明るくて社交的な人は表情も豊かで、口角の上がった口元をしている。こういう人は、人と一緒にいたいという親和欲求が強く、気分屋という側面も持っている。

■感情を表に出すのが苦手な人は、口角が力なく下がっている。人や物事に対する興味が希薄で消極的なために、人から理解されにくいところかある。

■口が重くて内心に不満を溜めている人は、口角がくっきりと下がった口元になりやすい。頑固でもあるため、人から敬遠されがちである。

■軽口や不満を話したくてしようがない人は、口元がとがってくる。話したい気持ちに比べて内容が乏しいので、人からは軽く見られやすい。

■まわりからの働きかけに鈍い人は、口元かだらしないことか多い。緊張感も不足気味なので、グズだとか能力が乏しいと思われやすい。

口を開くより前に、あなたの口元があなたのコミュニケーションの傾向や性格を物語っている可能性は高い。人と会う前には鏡に映る自分の口元をチェックして、口角が下がっていたり緩んでいたりしたら、大頬骨筋に力を入れてぐっと引き上げてみよう。やってみると意外に難しいものだと気づくかもしれない。

表情筋のトレーニングについては専門書に譲るとして、ここすすめたいのは日ごろから周囲の人と積極的なコミュニケーションを図るということだ。あなたが無表情だったり□を固く閉じていたりするなら、相手はあなたにコミュニケーションの意思がないと感じて、あなたに話しかけてこない可能性が高いだろう。

「他人は自分の鏡」。きっと相手もあなたと同じような表情をしている。そんなときは口角をきゅっと引き上げよう。それだけで相手の表情もいきいきと輝き出すだろう。

— posted by Mike at 03:31 pm